アルトネリコ・アルトネリコ2
すげえ今更なタイトルだけど急に思い至って買い求めちゃったっていう。いや、そのうちやろうやろうとは思ってたのだが。
そんなわけで感想文。箇条書きで。
下書いてから見直す限り、なんかだいぶ忘れてるっぽいんだけどな……やったばかりなのに。
1のほう
- 掴みはかなり良い
- 第一印象が「ああこれってサイバーパンク亜種なのか」だったという。以降もそんなに変わらない。あんまり声高に主張すると怒られるだろうけどw
- ゲームとしては普通かなと。ミシャルートでクリア。
- あんだけパーティメンバーが頻繁に入れ替わって装備持ってかれてしまうのはさすがにちょっと……2では若干改善されてたが。
- アイテム作成は面白かった。これでアイテム管理がもう少しやりやすいレイアウトだったらよかったのだが。ちょいと煩雑。
- 世界観も面白い。変格サイバーパンクな感じはお気に入り。「歌が力になる」というの自体はありがちだけど、それを丸ごと技術体系に組み込んでるあたりとか。
- ただ物理的な面では、ほたる横町から段々畑に移ったときは正直混乱したと言わざるを得ない。
- まあ塔の外側に土の地面がついてて人が生活している、っていう世界観を把握し切れてなかったせいではあるが。
- 戦闘はMPというリソース管理が重要かな、と思ってたらそんなことは無かったぜ。
- 貧乏性なので∞な基本魔法ばっかり使ってたが。
- なのでアルトネリコ(塔結線)使わなかった。って言ったら友人に「ひどい」って言われてしもうた。
- 貧乏性なので∞な基本魔法ばっかり使ってたが。
- 「護って戦っている」という感覚は2より強いかも。
- おかげでラスボス戦以外で後衛のHPがただの飾りに過ぎないのはこれまたご愛敬。
- ただ2もそうだったが、戦闘システムはいまいち説明不足だった気がちょっとする。
- コスモスフィアの聞きしに勝る「これなんてエロゲ」っぷり。
- 「正義感が強い/どっちつかず」なライナーがエロゲ主人公類型だなあ、と思ってしまったせいもあるけど。
- コスチュームは面白いんだけど、スタンダードに比べて結構性能が上がっちゃうのはどうかとちょっと思う。
- ちなみに裸Yやらタオル姿やらで戦闘に出す気にはさすがになれなかったでござる
- すいませんオリカ重たかったですはい……
- いやシュレリア様もシュレリア様で最後のアレはきっついすよ正直
- シナリオは結構単純な構造だったのでこれまた普通、という感想。いわゆるお使いRPGなのは承知の上だったし。
- 事実上、トゥルーエンドの成果が発揮されてくるのは2になるわけだし。大いなるプロローグ、みたいな話と言えるかもしれない。
- 悪名高き「謳ってくれないか」のシーンは……まあ、普通は一晩くらいは悩むんじゃないかとは思うのだが。切羽詰まる状況ってんでもないし。
- で、ああこりゃライターのミスかな、と思ってたらミシャが「別に腹は決まってたけど、でもちょっとは迷って欲しかった」みたいなことを言ったのでこれどうやら確信犯? うーむ。
2のほう
- 戦闘は忙しいが割と好き
- ただ雑魚でも手動ガードしなきゃいけないのは少々煩わしかったが。
- あと1に比べて戦闘中ヒロインの様子を見てられないなあ、というのはある。
- 必殺技演出でものすごい勢いで背景がすっとんでいくのは新鮮で面白かった。普通はその場であんまり動かずに乱舞、とかだからねえ。
- 調合は、掛け合いは面白いが何カ所も廻らなきゃいけないのはちょっと煩わしい。後半になるとどこで何が作れたか把握しきれなくなるし。
- ムスメパワードは後衛にも使えても良かったんじゃないかと思う。現状のだと半分以上が数合わせになってしまうし。
- あのシナリオでは無理もないこととは言え、分岐点が来るのが早すぎる……完全クリアはいつになるやら。
- 「一応」クローシェルートでクリア。
- クロア苦労性すぎて泣ける。
- でもライナーと別のタイプながらやっぱりエロゲ主人公的だとも思ってしまった。
- インフェルスフィアが生々しすぎてびびった。いや、あそこまでドロドロのものを見せつけてくるとは予想外だった……
- おかげでルカルートやるのこわい。真骨頂はそちらだと聞いてはいるが。
- そんななかで見たジャクリのコスモスフィアは正直、こう、卑怯。おかげで迷わずジャクリルートに突入してしまっていた。
- つーかルート確定時で既に「結婚した! 僕はジャクリと結婚したぞ!」状態だったと言わざるを得ない。
- ヤクザの組長みたいなキャラが子安とか僕の業界ではご褒美です。出てくるたび始終ニヤニヤしてた。
- ところで最終的にはあれ死んでしまったのだろうか。
- 獣なのに速水奨、とかもなかなか類を見ないと思う。
- ぐりりばはぐりりばだった。
- さーしゃ健気すぎて困る
- スピカさん最強すぎて困る
- 空猫さんどうみてもガチなので困る
- シンシアは……手先に反して中身が不器用すぎて困る。ガチで。
- 最終的にエゴとエゴのぶつかり合いみたいな展開になったのはちょっと悲しかった、というのが本音。先祖の無念を自分たちが達成することで供養となったわけだが、果たしてそれで救いになったのだろうか。
- そこまででの話は……動きとしては結構場当たり的だったし、インフェルスフィアは強烈だったし、つまるところヒロイン二人が内外の問題に翻弄され成長していって絆と信頼を確かにした、成長物語だったんだろうな。だから「結果」もあとからついてきた。
- つまり主人公クロアは牽引役というよりも支え役なのだろう。後半は空気だと言われるらしいが、こう考えたらそりゃ目立つ役割はかえっておかしいわけで。
- もっとも僕のプレイの場合はジャクリルートであったわけでして……
- こころ語りマジ名曲。
- ただコスモスフィアだけじゃなくて本編でもうちょい動きがあっても良かったんじゃないのかな。
- あとEDでの仲良し姉妹っぷりがまぶしすぎてどっちかと恋人ルートとか正直遠慮しておきたい気分でいっぱい。割と百合男子的な意味で。
- しかしあのあとシュレリアとかアヤタネはさぞ驚くことだろうなwww
ソングオブヒュムノス
- これはガチ。ほんとガチ。すごかった。
- 「EXEC_PAJA/.#Misya extracting」を初めて聴いたときはマジで引き込まれた。ボス戦しばらく止めてしまった程度には。
- それでもやっぱり高揚感のある曲のほうにより惹かれてしまう僕のサガ。あーやれやれ。
- ただ例えば「EXEC_HAIBANATION/.」なんかの薄ら寒さとかは、やはりこの設定あってこそだと思う。
「ギャルゲーだと言えばギャルゲーだと思う。ただし『本気度』が桁違い」
総評としてはそんなところか。とりあえず、買って良かったと思う。